今回は、「シンウルトラマン最後どうなった？結末ラストをネタバレ解説！」というテーマでお送りしていきたいと思います。
2022年5月13日に公開になった映画「シンウルトラマン」ですが、監督は樋口真嗣、企画・脚本・総監修は庵野秀明が担当したとうい超話題作のため、特撮ファンならずとも気になる方や見てみたいという方は多いのではないでしょうか。
実際に映画を見た人の感想をリサーチすると、ウルトラマンに詳しくない方でも「面白かった」という声が多数ありました。
その感想の中でも、最後どうなった？結末はどうなった？などのラストシーンに関する書き込みが多くあったので、今回はその疑問について深堀していきたいと思います。
なお、この記事はネタバレ有りの解説になるので、映画をまだ見ていない方や内容を知りたくない方は読むのをお控え下さい。
但し、シンウルトラマンに関しては情報量が多い映画なので、あらすじや登場する人物やキャストとキャラクターについて多少は知っておいた方が映像に集中でき、より映画を楽しめると感じたので個人的にはぜひ最後まで読んで頂きたいと思います！
Contents
シンウルトラマン最後どうなった？結末ラストをネタバレ解説！
それでは、インターネットやSNSで注目を集めている「Kaminaga・Sinjiは再生したのか？」という問いについて、新しい視角から掘り下げてみましょう。
地球を危機から救い出したUltramanは、ゼットンを異なる宇宙へと送り込むことに成功します。しかし、その結果として、自身もその衝撃により別の宇宙へと飛ばされてしまいます。
これは、自分自身で元の宇宙に戻ることができないUltramanにとって、「生命の終焉」を示す事象と言えます。
その際、ゾーフィが現れ、Ultramanを「光の国」へと導こうとします。
しかし、地球への帰還を願うUltramanは、その提案を拒否します。
そして、Ultramanは自分の生命をKaminaga・Sinjiに譲る決意をし、地球に戻った神永新二が目を覚ますシーンで物語は終わります。
ここで大切な疑問が生じます。
目覚めたのは「再生したKaminaga・Sinji」なのか、それとも「UltramanがKaminaga・Sinjiの体を使用」しているのか、映画では明確には述べられていません。
多くの情報を調査した結果、現時点では「確固たる答えは不明」というのが結論となりますが、3つの可能性が高い説を見つけ出しましたので、それぞれを紹介していきたいと思います。
神永新二が生き返った説
まず、Ultramanが自分の生命を神永新二に与え、彼が再び生を受けたという直接的な解釈について検討してみましょう。
この解釈の背後には、映画で強調されている「自己犠牲」という主題があります。
UltramanとKaminaga・Sinjiが一つになったきっかけは、Ultramanが初めて地球に降り立った際の衝撃で、不運にもKaminaga・Sinjiを死亡させてしまった瞬間でした。
そのシーンでは、子供を守るために自分の命を捧げる人間の行為が描写されています。
Ultramanにとって、未発達な存在である人間が他者のために自己犠牲を選ぶ精神を持っていることに、深い関心を持ちました。
これが物語の展開における重要な要素となります。
禍特隊のメンバーと共に行動する中で、他者のために行動する人間の精神を理解し、尊敬するようになったUltramanにとって、自分の命を使ってKaminaga・Sinjiを救う行為は、人間から学んだ自己犠牲の精神を具体化したものです。
Ultramanが自己犠牲を選び、Kaminaga・Sinjiを救うという感動的な物語が完全に終わるためには、息を吹き返したのがKaminaga・Sinjiである必要があります。
「一貫性が欠ける」というのが、この解釈の基礎にある考え方です。
ウルトラマンが神永新二として戻ってきた説
神永新二が生き返ったわけではなく、Ultramanの命がKaminaga・Sinjiの体を借りて地球に戻ってきたという説について説明していきたい思います。
その理由としては、融合した後の人格がKaminaga・SinjiではなくUltramanだったからです。
原作の「Ultraman」の場合は、ハヤタ・シンという人間の人格そのものと融合したという設定になっており、融合した後はUltramanに命を助けられたハヤタ・シンとしてストーリーが展開していきます。
しかし、「Shin・Ultraman」ではKaminaga・Sinjiの人格らしい部分はほとんど描かれておらず、見た目はKaminaga・Sinjiで中身がUltramanという感じでストーリーが展開されています。
最初にUltramanが過って殺してしまった時点で、Kaminaga・Sinjiの命（人格・魂）はすでにこの世には無く、融合したのはKaminaga・Sinjiの体だけということではないでしょうか。
Shin・Ultramanでは命に対する「重み」をもたせるために、あえてKaminaga・Sinjiを生き返らせず、地球の人間として生きる事を決断したUltramanを描いたのではないかと思います。
一度死んだ者は生き返ることは無いという考えだとすれば、ラストシーンんで目を開けたのはUltramanの人格のKaminaga・Sinjiということになると思います。
ウルトラマンと神永新二の人格が同化して戻って来た説
最後に、UltramanとKaminaga・Sinjiの人格が融合し、その結果、Kaminaga・Sinjiの体で地球に戻ったという視点を探求します。
Ultramanは、人間との結合により、法を破った罪を犯したとされ、光の国に帰る義務があります。
しかし、一度結合した状態では光の国に戻ることができず、Kaminaga・Sinjiと切り離す必要があります。
その結果、Kaminaga・Sinjiは命を失います。
そこでUltramanは、自分の生命を使ってKaminaga・Sinjiを救うようにゾーフィに依頼します。
その交渉の中で、Ultramanは「地球に残りたい」という意志を示します。
最終的にゾーフィはUltramanとKaminaga・Sinjiを切り離しますが、切り離されたのは肉体だけで、命と人格は融合したままKaminaga・Sinjiの体を地球に送り返します。
ゾーフィもまた、Ultramanが自己犠牲を選んでまで救いたいと思った地球人（人間）に対する興味を抱いた可能性があります。
そして、今後は地球の監視者である自分がUltramanと融合したKaminaga・Sinjiを見守ることができるため、Ultramanの不合理とも思える願いを叶えたのではないかと推測されます。
この視点から見ると、最後のシーンで目を開けたのはUltramanと融合したKaminaga・Sinjiだったと言えます。
シンウルトラマンを見た人の感想
まとめ
今回は、「シンウルトラマン最後どうなった？結末ラストをネタバレ解説！」というテーマでお送りしてきました。
色々調べた結果としては、現段階では「正確な答えというのはよく分からない」という結論になりました。
そこで、考えられる3つの有力な説についてご紹介してきましたが、個人的には最後の「ウルトラマンと神永新二の人格が同化して戻ってくる説」であって欲しいと思います。
それが一番のハッピーエンドだと思うのと、次回作があるとすればこの設定の方が伏線が拾いやすいと考えるからです。
また、ウルトラマンの平均寿命は約20万年なので、まだ2万年しか生きていないウルトマランにとって人間と同化するという決断は、あと数十年しか生きられないという事を意味しており、これは十分に自己犠牲の行為を実行していると考えるからです。
ここまでは皆さんが気になっていた「最後はどうなった」「結末やラスト」についてネタバレ有で解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
歴代のウルトラマン作品をほとんど知らない人が見ても非常に面白い作品になっているので、これを見ないというのは人生損をしているといってもいいくらいだと思います。
もし、まだ見ていないという方がいれば絶対に見るべき作品だと思いますので、ぜひDVDやアマゾンプライムで視聴してみてはいかがでしょうか。
